1.研究会の目的

本研究会の活動は,従来の固体触媒,均一系錯体触媒などの枠にとらわれず,精密有機合成化学から触媒化学・プロセス化学にわたる幅広い分野の研究者が交流を深め,情報を交換することにより,ファインケミカルズの高効率合成に有効な新しい触媒反応の発見,触媒反応プロセスの開発に役立てることを目的としている.本研究会は昭和62年に触媒学会の研究会の一つとして発足し,既に9期27年を経過し,平成27年度から第10期目に入った.
現在,研究会は以下のような方針に従って活動している:

 

1)ファインケミカルズ合成(製造)用触媒の開発や,環境に適合する触媒反応・プロセスの開発・研究(グリーンケミストリー)を推進することに興味を持つ研究者が参加する

 

2)触媒としては,固体触媒,錯体触媒の他,生体触媒などの活用にも注目する

 

3)ファインケミカルズを特定せず,小さな分子から大きな分子までを研究対象化合物とする

 

4)官学民の研究教育機関に所属する研究者の交流の場を多く設け,情報交換をはかる

 

5)研究会独自の発表,講演の機会を多く設け,特に企業側からの研究発表・情報発信を積極的に促す.

 

2.主な活動

2-1. ファインケミカルズ合成触媒研究会シンポジウム

 

2-2. 研修会(会員を対象)

 

2-3. 触媒討論会でのセッションの企画

 

2-4. ファインケミカルズ合成触媒国際会議(C&FC)